「社会保障制度の仕組み」についてのスキルアップテストです。
「・・・」にはいる言葉を答えてください。
最初はわからなくて当然です。
「?」のまま読み流しても大丈夫ですよ。
記事の最後には答えられますから。

スキルアップテストに挑戦
1. 社会保障制度は、国民の相互扶助と「・・・・」の精神により支えられている。
2. 社会保障の体系は、社会保険と、「・・・・」に大別できる。
3. 社会保障制度におけるサービス給付の方法には、現物支給と「・・・・」がある。
4. 国民年金は、全国民の共通の「・・・・」である。
5. 国民年金の「・・・・・・・」は、20歳以上60歳未満の自営業者、農業者、学生である。
6. 労働保険には、労働者災害補償保険と「・・・・」がある。
7. 「・・・・・・」とは、主な働き手となる15歳以上65歳未満の人口をいう。
8. 「・・・・・」とは、国民所得に占める、租税負担と社会保障負担を合計した割合のこと。
解答

- 社会連帯
- 社会扶助
- 現金給付
- 基礎年金
- 第1号保険者
- 雇用保険
- 生産年齢人口
- 国民負担率
解説
ポイントを7つに分けて解説していきます。
ポイント① 社会連帯
社会の連帯とは、社会の一員として、人間の相互扶助、相互依存の関係のこと。
かんたんにいうと、社会保障制度は国民同士の助けあい。
ポイント② 社会保障、社会扶助
社会保険
将来起こるかもしれない保険事故に備え
保険料を前もって払っておき
事故にあったら給付を受ける仕組み。
年金、医療、介護、労災、雇用保険がある。
社会保険の被保険者には、法に基づいた強制加入が規定されている。
社会扶助
社会扶助には、公的扶助、社会福祉、社会手当てがある。
国の責任において税金などの財源を用いて国民に対し現金、またはサービスを提供する仕組み。
保険の仕組みは使われない。
ポイント③ 現金給付、現物給付
医療保険を例にすると
現金給付
現金給付とは、治療などにかかった費用を、あとからもらえるしくみ。
傷病手当、出産手当金、出産育児一時金、高額医療費など。
現物給付
現物給付とは、医療などそのものの事を指します。
診察、治療、手術、薬などのこと。
我々の負担額もありますが、大部分を国が現物給付として負担してくれています。
ポイント④ 国民年金

基礎年金
基礎年金とは、全国民の為の基礎的な年金のこと。
保険料を支払った加入期間が25年以上となる65歳以上の高齢者が受け取る公的年金。
年金制度は、高齢期の生活の基本的部分を支える年金を保障しています。
ちなみに、そもそも年金って?なりませんか?
年金とは?
年金とは、毎年定期的・継続的に給付されるお金のことを言います。
ポイント⑤ 第1号被保険者
国民年金における、第1号被保険者とは、非被用者(自営業者、農業者など)、学生、無職者のことを指します。
第1から第3号まで分類されています。
詳しくはこちら↓
こちらでかんたんにまとめています。
過去問題の解説も行いながら、解説していきます。
お役にたてれば幸いです。
ポイント⑥ 労働保険
労働保険
労働保険とは労災保険(労働者災害保険)と雇用保険とを総称した言葉。
雇用保険
雇用保険とは、労働者が失業や、雇用の継続が難しくなる場合、 生活及び雇用の安定と就職の促進のために失業等給付を支給する、雇用に関する総合的機能を有する制度です。
ハローワークのHPより抜粋
労災保険(労働者災害保険)
労働保険とは、労働者が業務上、または通勤によって
負傷したり、病気に見舞われたり、
あるいは不幸にも死亡された場合に
被災労働者や遺族を保護するため必要な保険給付を行うもの。
厚生労働省HPより抜粋
ポイント⑦ 医療保険制度

医療保険とは、 病気やけがに備えてあらかじめお金(保険料)を出し合い、実際に医療を受けたときに、医療費の支払いに充てる仕組みのこと。
患者は、かかった医療費の原則1~3割を支払えば済み、残りは自分が加入する医療保険から支払われます(保険給付)。
日本は全ての国民が公的な医療保険制度への加入を義務づけられています。
健康保険や共済組合などの被用者保険と自営業などを対象とする国民健康保険に大別される。
詳しくはこちら↓
こちらでかんたんにまとめています。
過去問題の解説も行いながら、解説していきます。
お役にたてれば幸いです。
スキルアップテスト②に挑戦
つぎの中から、正しいものを1つ選んでください。
1. 社会保険の保険者は、保険会社などの民間企業がなる。
2. 応益負担の場合は、利用者の支払い能力に応じて負担額が決定される。
3. 老齢厚生年金が支給される場合は、老齢基礎年金は支給されない。
4. 社会福祉に関する費用は、国家会計予算のうち、社会保障関係費として計上される。
5. 2004年の年金制度改正により、完全自動物価スライド制が導入された。
解答・解説

- 保険会社ではなく、国や地方公共団体などの公的な団体が保険者となりますので×。
- 応益負担の場合はそのサービスの利用量に応じて負担額が決定される。
設問は応能負担の説明なので×。 - 老齢厚生年金は老齢基礎年金に上乗せして支給されるため×。
- 設問のとおりなので〇。
- 完全自動スライド制ではなく、マクロ経済スライド制のため×。
よって解答は4になります。
用語説明
老齢年金
一般的に言う、年金のこと。
老齢年金とは、20歳から60歳になるまでの40年間の全期間保険料を納めた方は、65歳から満額の老齢基礎年金が支給されます。
老齢厚生年金
一般的に言う、厚生年金のこと。
老齢厚生年金とは、厚生年金の被保険者期間があって、老齢基礎年金を受けるのに必要な資格期間を満たした方が
65歳になったときに、老齢基礎年金に上乗せして老齢厚生年金が支給されます。
日本年金機構HPより抜粋
応益負担・応能負担
従来、社会福祉サービスでは、サービス利用の際は、前年度所得に応じて負担する応能負担だった。
しかし、介護保険法では、受けたサービス費用の1割を負担する応益負担が導入された。
マクロ経済スライド制
マクロ経済スライドとは、そのときの現役人口の減少や平均余命の伸びに合わせて、年金の給付水準を自動的に調整する仕組みのこと。
完全自動物価スライド制
完全自動物価スライド制とは、物価変動にあわせて、年金の受給額を調整すること。
物価が下がれば、受給額も減り、年金受給生活者にとっては苦しいものとなってします。
記事の最後に
記事の最後にもう一度、スキルアップテストに挑戦してみましょう。
スキルアップテスト①
1. 社会保障制度は、国民の相互扶助と「・・・・」の精神により支えられている。
2. 社会保障の体系は、社会保険と、「・・・・」に大別できる。
3. 社会保障制度におけるサービス給付の方法には、現物支給と「・・・・」がある。
4. 国民年金は、全国民の共通の「・・・・」である。
5. 国民年金の「・・・・・・・」は、20歳以上60歳未満の自営業者、農業者、学生である。
6. 労働保険には、労働者災害補償保険と「・・・・」がある。
7. 「・・・・・・」とは、主な働き手となる15歳以上65歳未満の人口をいう。
8. 「・・・・・」とは、国民所得に占める、租税負担と社会保障負担を合計した割合のこと。
スキルアップテスト②
つぎの中から、正しいものを1つ選んでください。
1. 社会保険の保険者は、保険会社などの民間企業がなる。
2. 応益負担の場合は、利用者の支払い能力に応じて負担額が決定される。
3. 老齢厚生年金が支給される場合は、老齢基礎年金は支給されない。
4. 社会福祉に関する費用は、国家会計予算のうち、社会保障関係費として計上される。
5. 2004年の年金制度改正により、完全自動物価スライド制が導入された。
何度も繰り返し行っていただければ、必ず覚えられますので、解けなくてやる気をなくさず、解けないのは当たり前と思って、何度も挑戦しましょう。
また、もし何度やっても…となってしまうなら、得意な科目、好きな科目で、成功体験をつみ、勉強を楽しむようにしましょう。
無理して、やらなくなったら、ホントにそこで終わっちゃいますから。
それでは、みなさん、お疲れ様でした。
「介護福祉士 華珠」,のプロフィール
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