これだけで自信がつく!【介護過程】と【高齢者の生活自立度判定基準】「かんたんまとめ」介護福祉士国家試験対策

介護過程 アセスメント 用語説明と過去問題
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介護過程についてかんたんにご説明していきます。

介護過程の一番最初に行う、アセスメント。
アセスメントがしっかりできていると、その方らしさに寄り添うことができていきます。

アセスメントに時間を使うことはとても重要。

ですが、時間もあまり無い状況で、行うのも難しい。

だから、日々、その方を観察して記録して、常に考える。
私は、日々お手伝いさせていただいていることが、すでにアセスメントだと考えます。

モニタリングも同様。日々のかかわり、思考がとっても重要です。

この科目で、混乱しやすい「高齢者の生活自立度判定基準」について、このページだけで、自信をつけられるかと思います。

まずは、過去問題からやっていきましょう。

介護福祉士国家試験 第28回 問題63より


「関連する情報の分析・統合を通じて、利用者の課題、ニーズ、強みを明らかにすること」を表す用語として適切なものを1つ選びなさい。


1 チームアプローチ
2 アセスメント
3 モニタリング
4 アウトリーチ
5 インテーク

解答…2

これくらいだと、簡単ですかね?アセスメント、モニタリングくらいだと、聞き覚えがあると思います。

他の用語は聞いたことあるなーくらいの方がおおいのではないかと思います。
というか、私はそうでした。

では、介護過程について簡単にまとめていきましょう。

介護過程とは?

介護過程 アセスメント モニタリング


介護過程とは、介護の目的を実現するための過程の事。
客観的科学的な思考と実践の過程。

では、問題選択肢の用語を簡単にご説明します。

アセスメントとは?(課題分析)


アセスメントとは、関連する情報の分析・統合を通じて、
利用者の課題や、ニーズ、強みを明らかにすること。

モニタリングとは?


モニタリングとは、 利用者の状況や支援の実施状況などを確認すること。
計画に沿った支援が実施されているかどうか評価をするため。

チームアプローチとは?


チームアプローチとは、複数の専門職がチームとなって連携して支援に当たる。
私の施設では、「多職種連携」という言葉のほうがなじみが深いです。

アウトリーチとは?


アウトリーチとは、援助者のほうから潜在的な利用者に出向き、相談や具体的な支援につなげる行動のこと。
利用者などが相談に来るのを待つだけではないということ。

インテークとは?


インテークとは、最初の面接の事。

介護福祉士国家試験 第28回 問題63 再挑戦①


「関連する情報の分析・統合を通じて、利用者の課題、ニーズ、強みを明らかにすること」を表す用語として適切なものを1つ選びなさい。


1 チームアプローチ
2 アセスメント
3 モニタリング
4 アウトリーチ
5 インテーク

正解以外の用語も理解した上で、問題が解けたかなあと思います。

介護福祉士国家試験 第27回 問題78


認知症高齢者の日常生活自立度判定基準「ランクⅢ」の内容として、正しいものを1つ選びなさい。


1 日常生活に支障を来たすような症状、行動や意思疎通の困難さが多少見られても、誰かが注意していれば自立できる
2 著しい精神状態や周辺症状、あるいは重篤な身体疾患が見られ、専門医療を必要とする。
3 屋内での生活は何らかの介助を要し、日中もベッド上での生活が主体であるが、座位を保つ。
4 日常生活に支障を来たすような症状・ 行動や意思疎通の困難さがときどき見られ、介護を必要とする。
5 何らかの障害などを有するが、日常生活はほぼ自立しており、独力で外出する。

解答…4 日常生活に支障を来たすような症状・ 行動や意思疎通の困難さがときどき見られ、介護を必要とする。

この問題については二種類の判定基準を覚えておく必要があります。

障害高齢者の日常生活自立度判定基準(寝たきり度)


自立「J」→準寝たきり「A」→寝たきり「B・C]の順で覚えましょう。

ランク自立の範囲
生活自立「J」何らかの障害あり
日常生活はほぼ自立
KW:外出
準寝たきり「A」屋内:おおむね自立
外出:要介助
KW :準寝たきり
寝たきり「B」屋内でも要介助
ベッド上での生活が主体
座位は保てる
KW:車椅子移乗
寝たきり「C」一日中ベッドで過ごす
排泄、着替え、食事などは
要介助
KW:寝返り

KW:キーワード

細かく見たい方は厚生労働省HPをご確認ください。

まとめると

ランクJ「ほぼ」

ランクA「おおむね」

ランクB「ベッド上が主体」

ランクC「1日中ベッド」

と結びつけ
「ほぼ」→「おおむね」→「ベッド上が主体」→「1日中ベッド」の順だと
覚えやすいのではないでしょうか?

認知症高齢者の日常生活自立度判定基準


認知症高齢者の日常生活自立度判定基準は大きく5つに分かれる。
ランクⅠ~ⅣとランクM

細かく見たい方は厚生労働省HPをご確認ください。

ランクⅠ


何らかの認知症を有する。
日常生活は家庭内、社会的にほぼ自立。

KW:ほぼ自立

ランクⅡ


日常生活に支障を来たすような
症状、行動や意思疎通の
困難さが「多少」見られても
誰かが注意していれば自立できる。

KW: 困難さ多少

ランクⅢ


日常生活に支障を来たすような
症状・ 行動や意思疎通の
困難さが「ときどき」見られ
介護を必要とする。

KW:困難さときどき

ランクⅣ


日常生活に支障を来たすような
症状・ 行動や意思疎通の
困難さが「頻繁」に見られ
常に介護を必要とする。

KW:困難さ頻繁

ランクM


著しい精神症状(Mental symptoms)や
周辺症状あるいは
重篤な身体疾患が見られ
専門医療を必要とする。

KW:専門医療

まとめると

ランクⅠは  「自立」

ランクⅡ~Ⅳは「困難さ」

ランクⅡは  「多少」
ランクⅢは  「ときどき」
ランクⅣは  「頻繁」

ランクMは  「 Mental…」

と結びつけると
覚えやすいのではないでしょうか?

「困難さ」は
ランクの数字が大きくなるにつれ
「多少」→「ときどき」→「頻繁」の順に大きくなってく。

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過去問のとおり
「障害」高齢者の日常生活自立度判定基準と
「認知症」高齢者の日常生活自立度判定基準を
混ぜて、選択肢に入れてくるので、混乱します。

「障害」高齢者の日常生活自立度判定基準は寝たきり度を判定するので、外出できるか?とか屋内での状態を表す。

「認知症」高齢者の日常生活自立度判定基準の場合、 「日常生活に支障を来たすような症状・ 行動や意思疎通の困難さ…」と表記されているものが多い。

問題の分解・整理

こうして、選択肢を見たときに、「障害」「認知症」かで分けると、わかりやすくなります。

改めて、先ほどの過去問に挑戦しましょう。

介護福祉士国家試験 第27回 問題78 再挑戦①


認知症高齢者の日常生活自立度判定基準「ランクⅢ」の内容として、正しいものを1つ選びなさい。

1 日常生活に支障を来たすような症状、行動や意思疎通の困難さが多少見られても。誰かが注意していれば自立できる
2 著しい精神状態や周辺症状、あるいは重篤な身体疾患が見られ、専門医療を必要とする。
3 屋内での生活は何らかの介助を要し、日中もベッド上での生活が主体であるが、座位を保つ。
4 日常生活に支障を来たすような症状・ 行動や意思疎通の困難さがときどき見られ、介護を必要とする。
5 何らかの障害などを有するが、日常生活はほぼ自立しており、独力で外出する。

では、「障害」と「認知症」に分けていきましょう。

「認知症」

1 日常生活に支障を来たすような症状、行動や意思疎通の困難さが多少見られても。誰かが注意していれば自立できる

2 著しい精神状態や周辺症状、あるいは重篤な身体疾患が見られ、専門医療を必要とする。

4 日常生活に支障を来たすような症状・ 行動や意思疎通の困難さがときどき見られ、介護を必要とする。

「障害」

3 屋内での生活は何らかの介助を要し、日中もベッド上での生活が主体であるが、座位を保つ。

5 何らかの障害などを有するが、日常生活はほぼ自立しており、独力で外出する。

認知症高齢者の日常生活自立度判定基準「ランクⅢ」の内容として、正しいものを1つ選びなさい。
なので、「認知症」に分けたものから、ランクを付けていきましょう。

1 日常生活に支障を来たすような症状、行動や意思疎通の困難さが多少見られても。誰かが注意していれば自立できる
「ランクⅡ」

2 著しい精神状態や周辺症状、あるいは重篤な身体疾患が見られ、専門医療を必要とする。
「ランクM」

4 日常生活に支障を来たすような症状・ 行動や意思疎通の困難さがときどき見られ、介護を必要とする。
「ランクⅢ」


ランクⅢの4番が正解だとわかりますね。

ちなみに「障害」のほうにランクを付けると

3 屋内での生活は何らかの介助を要し、日中もベッド上での生活が主体であるが、座位を保つ。
「ランクB」

5 何らかの障害などを有するが、日常生活はほぼ自立しており、独力で外出する。
「ランクJ」

しつこいようですが、最後にもう一度チャレンジしていきましょう。

介護福祉士国家試験再挑戦 第28回 問題63


「関連する情報の分析・統合を通じて、利用者の課題、ニーズ、強みを明らかにすること」を表す用語として適切なものを1つ選びなさい。

1 チームアプローチ
2 アセスメント
3 モニタリング
4 アウトリーチ
5 インテーク

介護福祉士国家試験 再挑戦② 第27回 問題78 


認知症高齢者の日常生活自立度判定基準「ランクⅢ」の内容として、正しいものを1つ選びなさい。

1 日常生活に支障を来たすような症状、行動や意思疎通の困難さが多少見られても。誰かが注意していれば自立できる
2 著しい精神状態や周辺症状、あるいは重篤な身体疾患が見られ、専門医療を必要とする。
3 屋内での生活は何らかの介助を要し、日中もベッド上での生活が主体であるが、座位を保つ。
4 日常生活に支障を来たすような症状・ 行動や意思疎通の困難さがときどき見られ、介護を必要とする。
5 何らかの障害などを有するが、日常生活はほぼ自立しており、独力で外出する。

*解答は上に戻って確認してください!

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