
こんにちは介護福祉士の華珠,です。
今回は第33回介護福祉士国家試験に出てきた問題に挑戦してみましょう。
最初は分からなくて当然なので
間違ってもいいので、少しだけ考えてみて
でも、考えすぎずに
すぐに解答を見てしまいましょう。
くり返し解く事で必ず身につきますよ!
それでは問題に挑戦しましょう!
第33回 介護福祉士国家試験 問題80
認知症初期集中支援チームに関する次の記述のうち
適切なものを 1 つ選びなさい。
1 認知症(dementia)の人は病院への入院や施設への入所をするべきであるという
考えに基づいている。
2 既に認知症(dementia)の診断を受けている人への支援は含まれない。
3 家族への支援は含まれない。
4 支援期間は 2 ~ 3 年である。
5 チーム員会議を開催してケア方針を決定する。
解答
5 チーム員会議を開催してケア方針を決定する。
認知症初期集中支援チームとは

認知症の早期から家庭訪問を行い
認知症の人のアセスメントや家族の支援などの
初期の支援を包括的・集中的
に行うチームの事です。
この事から
「3 家族への支援は含まれない。」
は間違い。
次に、包括的・集中的というのが
おおむね6ヶ月とありますので
「4 支援期間は 2 ~ 3 年である。」
は間違い。
そして【対象者】は
40歳以上で、在宅で生活しており、かつ
認知症が疑われる人又は認知症の人。
とあるので
「2 既に認知症(dementia)の診断を受けている人への支援は含まれない。」
は間違いだと分かりますね。
業務の流れを知ると、さらに分かってくる事があります。
≪認知症初期集中支援チームの主な業務の流れ≫

①訪問支援対象者の把握
②情報収集
(本人の生活情報や家族の状況など)
③初回訪問時の支援
(認知症への理解、専門的医療機関・介護保険サービス利用の説明、本人・家族への心理的サポート)
④観察・評価
(認知機能、生活機能、行動・心理症状、家族の介護負担度、身体の様子のチェック)
⑤専門医を含めたチーム員会議の開催
(観察・評価内容の確認、支援の方針・内容・頻度等の検討)
これが正解だと分かりますね。
⑥初期集中支援の実施
(専門的医療機関等への受診勧奨、本人への助言、身体を整えるケア、生活環境の改善など)
⑦引き継ぎ後のモニタリング
最後に
認知症初期集中支援チームについて知っていれば解けた問題ではありますが
実際に試験に出てきたら難しく感じますよね?
そんな時は、明らかに違うであろう選択肢を消していく
消去法を使って正解にたどり着くのが一番効率がいいです。
入所、入院をするべきと勧める認知症ケアは不自然だし
診断を受けている人や、家族の支援はしないってのも不自然じゃないかなあ…
こんなふうに消去していけば
正解にたどり着けます。
覚え切れなくて不安に思わなくても大丈夫。
みなさんは普段から認知症ケアにまっすぐ取り組んでいるんだから。
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