
認知症高齢者は心身機能の判断が困難
こんにちは、介護福祉士の華珠、です。
この問いは
介護福祉士国家試験
ケアマネージャー試験
いずれの対策にもなりますので
ぜひ考えてみて下さい。
問題
認知症の高齢者は老化に加え
自身の心身機能の正確な判断が難しいため
○○や○○が多くなる。
どんな事が多くなる?
「心身機能の正確な判断が難しい」ということは
「身体が気持ちについていかない。」とも言い換えられるかなあ?
と考えると、答えが出てきそうです。
解答

解答…転倒や骨折が多くなる
転倒や骨折により要支援、要介護状態になる方は
少なくありません。
ですので
転倒・骨折の予防は重要なことなんだなあと。
というか、お仕事の時に
転倒しないような対策を毎日の様にされていると思うので
言われなくても…
思われたかもしれませんが
あらためて、そう感じていただければ幸いです
といったところでした。
下の表は平成28年のデータなんですが

ちょっと比較して
第3位のところをみてください。


明らかに増えているんですよね。
でも、注意しなければいけないのは
増えてはいるんですけど、総数で見ると
1~3位には入っていないんです。
試験で問われやすいのは
介護が必要になった原因で1番多いのは?
みたいなことなので
「骨折、転倒多い」とは別物として
原因の順位を覚えて起きましょう。
介護が必要になった原因

表の通り
- 1位 認知症
- 2位 脳血管疾患
- 3位 高齢による衰弱
となっています。
この順位は他の年と比べても
変わっていないので
このまま覚えて差し支えないと思います。
フレイル

で、高齢による衰弱なんですが
これ、フレイルと言い換えられます。
〔事 例〕
Jさん(83 歳,女性)は一人暮らしである。
人と付き合うのが苦手で,近所付き合いもあまりなく
一人で静かに生活していた。
80 歳を過ぎた頃から右膝に痛みが出て
変形性膝関節症(knee osteoarthritis)と診断されたが
近くのスーパーへの買物や,近所の散歩には出かけていた。
1 か月ほど前から膝の痛みが悪化し,散歩にも行かなくなった。
食事量が減って痩せてきてしまい
一日中,座ってテレビを見て過ごしている。現在のJさんに心配される病態として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。
第33回 介護福祉士国家試験 総合問題 問題114
1 フレイル(frailty)
2 不定愁訴
3 寛解
4 不穏
5 せん妄(delirium)
じゃあ、フレイルってなに?なんですけど
老化に伴う機能低下により
高齢者 – 厚生労働省より抜粋
様々な健康障害に対する脆弱性が増加
健康障害に陥りやすい状態を指す。
健康障害の中には
ADL 障害、要介護状態、疾病発症、入院や生命予後などが含まれる。
ちょっとわかりずらいという方は
フレイル – 厚生労働省に飛んでいただくと
分かりやすいと思いますので
ぜひ、目を通して見てください!
最後に
転倒→骨折→寝たきり状態→認知症が進行
この流れホントに早いので
出来る限り転倒、骨折は減らしたい。
けど、あまり転倒させないばかりに目がいくと
「転ぶから、歩かないで!」
「立たないで!」
みたいな言葉が飛び交う。
そんな場面をたくさん見てきました。
自分も昔はよく言ってしまっていた。
言い方を変えるとか
環境を整えるとか
すればいい話なんで
今は、そんな言い方しない。
そんな動画をアップしてたような…
ありました!
よろしければご覧になっていただけますと幸いです。
転倒については
レビー小体型認知症では○○や便秘などの症状を起こす事がある。 どんな症状?

という記事のなかでも少し触れているので
よろしければご覧になってください。
また、認知症の特徴は他にもたくさんあります。
簡単にまとめていますので、よろしければのぞいて見て下さい。
最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。
また別の記事でお会いしましょう!
参考テキスト ケアマネージャー一問一答
関連記事・動画
関連動画と記事をご紹介いたします。
ご参考になさってください。
動画

記事
過去問で試験対策! 第33回 介護福祉士国家試験 認知症の理解①
コメント