介護とは/介護福祉士を取り巻く状況/社会福祉士及び介護福祉士法の理解についてのスキルアップテストです。

- 領域:介護
- 科目
介護の基本 - 大項目
①介護福祉士を取り巻く状況
②介護福祉士の役割と機能を支えるしくみ - 中項目
①介護の歴史
②介護問題の背景
①社会福祉士及び介護福祉士法
②専門職能団体の活動
高齢化の進展や福祉ニーズの多様化などにより、介護の専門性の確立と専門職としての位置づけが求められています。
スキルアップテストに挑戦
「〇〇〇」のなかに入る言葉を答えてください。
最初はわからなくて当然です。
「?」のまま読み流しても大丈夫ですよ。
記事の最後には答えられますから。
1.「〇〇〇〇〇」に規定された老人福祉施設には、養護老人ホームや軽費老人ホームなどがある。
2.老人福祉施設には、外国籍を有する者であっても、日本国内に〇〇〇がある者は入所が可能である。
3.1987年、「社会福祉士及び介護福祉士」が制定され、国家資格である〇〇〇〇〇が誕生した。
4.2006年の「介護福祉士のあり方及びその養成プロセスの見直し等に関する検討会」の報告書で「〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇」として12項目が提示された。
5.2007年の「社会福祉士及び介護福祉士法」の改正時に、〇〇〇〇と資質向上の責務の規定が追加された。
6.介護福祉士は、〇〇〇〇〇がなく、その業務に知り得た人の秘密を漏らしてはならない。
7.介護福祉士は、医療関係者だけではなく〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇との連携を保たなければならない。
8.介護福祉士は〇〇〇〇の資格である。
解答

1、老人福祉法
2、住所地
3、介護福祉士
4、求められる介護福祉士像
5、誠実義務
6、正当な理由
7、福祉サービス関係者等
8、名称独占
解説
①老人福祉法
老人福祉法とは、1963年(昭和38年)に「老人福祉施設」「福祉の措置」「老人福祉計画」「有料老人ホーム」などを定めた法律の事。
- 特別養護老人ホーム
- 養護老人ホーム
- 経費老人ホーム
- 有料老人ホーム
- 老人家庭奉仕員派遣
などを規定。
また、「介護」という言葉は、1963年制定の「老人福祉法」で使用されて以来、一般的に用いられるようになった。
②住所地
老人福祉施設には、外国籍を有する者であっても、日本国内に住所地がある者は入所が可能である。
③介護福祉士
1987年、「社会福祉士及び介護福祉士」が制定され、国家資格である〇〇〇〇〇が誕生した。
『介護福祉士とは、 登録を受け 介護福祉士の名称を用いて、専門的知識及び、技術を持って、身体上または精神上の障害があることにより、日常生活を営むのに支障がある者につき、心身の状況に応じた介護を行い、並びにその者及びその介護者に対して介護に関する指導を行うことを生業とする者である。』
④ 求められる介護福祉士像
- 尊厳を支えるケアの実践
- 現場で必要とされる実践的能力
- 自立支援を重視し、これからの介護ニーズ、政策にも対応できる
- 施設・地域(在宅)を通じた汎用性ある能力
- 心理的・社会的支援の重視
- 予防からリハビリテーション、看取りまで、利用者の状態の変化に対応できる
- 他職種協働によるチームケア
- 一人でも基本的な対応ができる
- 「個別ケア」の実践
- 利用者・家族、チームに対するコミュニケーション能力や的確な記録・ 記述力
- 関連領域の基本的な理角牢
- 高い倫理性の保持
厚生労働省HPより抜粋
⑤ 2007年の「社会福祉士及び介護福祉士法」の改正
2007年(平成19年)に社会福祉士及び介護福祉士法改正が行われた。
- 定義規定
- 義務規定
- 資格取得方法
の見直しがされた。
「社会福祉士及び介護福祉士法」には、介護福祉士の義務として、
誠実義務
信用失墜行為の禁止
秘密保持義務
連携
資質向上の責務
が定められている。
誠実義務
誠実義務とは、「個人の尊厳を保持し、自立した日常を営むことができるよう、常にその者の立場に立って、誠実にその業務を行わなければならない。」とされている。
罰則はなし。
⑥秘密保持義務
秘密保持義務とは、「正当な理由がなく、その業務に関して知り得た人の秘密を漏らしてはならない。
介護福祉士でなくなった後においても、同様とする。」とされている。
罰則は1年以下の懲役または30万円以下の罰金+登録の取り消し、または期間を定めて介護福祉士の名称使用制限。
⑦連携
連携とは、『認知症であることなどの、心身の状況その他の状況に応じて、福祉サービスなどが総合的かつ適切に提供されるよう、「福祉サービスを提供する者」または「医師その他の保健医療サービスを提供する者」「その他の関係者」との連携を保たなければならない。』としている。
罰則はなし。
⑧名称独占
名称の使用制限があり、「介護福祉士でない者は、介護福祉士という名称を使用してはならない。」とされている。
罰則は、30万円以下の罰金
スキルアップテスト②に挑戦
つぎの中から、正しいものを1つ選んでください。
1、有料老人ホームは、健全な運営確保のために、「介護保険法」に届出義務などが規定されている。
2、介護サービスの全体的な水準の確保・向上の為には「ケアの標準化」の確立が重要である。
3、厚生労働省は、介護資格取得後のキャリアパス整備に向けて、キャリア段位制度の創設を目指している。
4、介護福祉士でなくなった後は、秘密保持義務は課せられない。
5、「社会福祉士及び介護福祉士法」では、介護福祉士は入浴、排泄、食事などの身体介護のみを行うことを業とする者として定義されている。
解答・解説

- ×「介護保険法」ではなく「老人福祉法」である。
- 〇
- ×キャリア段位制度ではなく、認定介護福祉士制度である。
- ×介護福祉士でなくなった後も、秘密保持義務は課せられる。
- ×身体介護だけでなく「心身状態に応じた介護」を行い利用者とその介護者に介護に関する指導を行うことも定義に含まれている。
記事の最後に
記事の最後にもう一度、スキルアップテストに挑戦してみましょう。
スキルアップテスト①
1.「〇〇〇〇〇」に規定された老人福祉施設には、養護老人ホームや軽費老人ホームなどがある。
2.老人福祉施設には、外国籍を有する者であっても、日本国内に〇〇〇がある者は入所が可能である。
3.1987年、「社会福祉士及び介護福祉士」が制定され、国家資格である〇〇〇〇〇が誕生した。
4.2006年の「介護福祉士のあり方及びその養成プロセスの見直し等に関する検討会」の報告書で「〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇」として12項目が提示された。
5.2007年の「社会福祉士及び介護福祉士法」の改正時に、〇〇〇〇と資質向上の責務の規定が追加された。
6.介護福祉士は、〇〇〇〇〇がなく、その業務に知り得た人の秘密を漏らしてはならない。
7.介護福祉士は、医療関係者だけではなく〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇との連携を保たなければならない。
8.介護福祉士は〇〇〇〇の資格である。
スキルアップテスト②
つぎの中から、正しいものを1つ選んでください。
1、有料老人ホームは、健全な運営確保のために、「介護保険法」に届出義務などが規定されている。
2、介護サービスの全体的な水準の確保・向上の為には「ケアの標準化」の確立が重要である。
3、厚生労働省は、介護資格取得後のキャリアパス整備に向けて、キャリア段位制度の創設を目指している。
4、介護福祉士でなくなった後は、秘密保持義務は課せられない。
5、「社会福祉士及び介護福祉士法」では、介護福祉士は入浴、排泄、食事などの身体介護のみを行うことを業とする者として定義されている。
スキルアップテスト①解答
1、老人福祉法
2、住所地
3、介護福祉士
4、求められる介護福祉士像
5、誠実義務
6、正当な理由
7、福祉サービス関係者等
8、名称独占
スキルアップテスト②解答
- ×「介護保険法」ではなく「老人福祉法」である。
- 〇
- ×キャリア段位制度ではなく、認定介護福祉士制度である。
- ×介護福祉士でなくなった後も、秘密保持義務は課せられる。
- ×身体介護だけでなく「心身状態に応じた介護」を行い利用者とその介護者に介護に関する指導を行うことも定義に含まれている。
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